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【ADHD単独】知能検査(WAIS-III) の結果まとめ

知能検査(WAIS-III) の結果をやっと貰ってきました。

お医者さんからは「ADHDだけでしょう」と言われました。

ADHD単独という診断の知能検査の結果例として、まとめておきます。

あれ、診断されちゃったな。10分×3回話しただけで診断されるなんて恐ろしい。

知能指数(IQ) について妄想

IQとは「世の中で自分はどのくらいの位置か」を知ることができる値です。何の位置かというと、知識やパズルの能力です。

IQが高いと頭が良いと言われますが、高すぎても生きづらいそうなので、IQが示しているのは頭の良さとは言えない気がする。素人考えです。本当に頭が良かったら適応できるのではないか、と思っちゃう。単に「頭が良い」の定義が違うのかもだけれど。

トータルIQを知ってもあまり意味はないと個人的には思います。項目ごとのIQが高いか低いかを見ると、得意なことと苦手なことが客観的にわかるから、それを役に立てると戦略的でいいね。

言い訳おわり。

言語性IQより動作性IQが高かった

IQは、わたしが受けたWAIS-IIIという検査の場合、13種類(14の場合も) の検査をして、それらを4種類にまとめた点数、さらに2種類にまとめた点数、1つにまとめた点数が出ます。1つにまとめた点数が一般的にIQと呼ばれる値、2種類にまとめた点数は「言語性IQ」と「動作性IQ」と言われます。

言語性IQは聞いた問題に答える検査、動作性IQは指示を見て体を動かす検査の点数をまとめたものです。

わたしは動作性IQの方が大分高かったです。

普通は、言語性IQの方が高いそうなんです。動作性IQが高く出るのは知的障害や学習障害の人、あとADHD単独だと高いことがあるそう。

また、動作性IQは生まれつきで、言語性IQは知識をつけることで上がるらしい。要はわたしは一般的な雑学に興味がなくて覚えていないということですね。

知らないことはググればいいじゃない。

群指数(4種類) でもADHDがはっきり出ている、らしい

もう少し細かく見てみます。

4種類にまとめた点数は「群指数」と呼ばれるもので、「言語理解」「作動記憶」「知覚統合」「処理速度」に分かれます。

先ほどの言語性IQに含まれるのが「言語理解」「作動記憶」、動作性IQに含まれるのが「知覚統合」「処理速度」です。

分布で見た方がわかりやすいので、適当に図を描きました。横軸がIQ、縦軸が『そのIQにどのくらいの人がいるか』です。縦線はわたしの位置。

言語性IQ: 言語理解 (雑学クイズなど、知識を問われる検査)

言語性IQ: 作動記憶 (いわゆるワーキングメモリ。聞いたことを数秒間覚えていられるかの検査)

動作性IQ: 知覚統合 (間違い探しなど目からの情報処理の検査)

動作性IQ: 処理速度 (目で見た指示に体が速く動くか)

作動記憶は何があったの……!!

実は、50音順を覚えている必要がある時間制限のある検査があって、わたしは50音順を覚えていなかったんです。例えば今も「ま」と「ふ」のどちらが先かとっさにわかりません。

50音順を覚えていなくて困ったのははじめてです。覚える必要ある? これこそが興味のないことができないADHDの特性そのものなのかも。

動作性IQが言語性IQより高いこと、作動記憶がほかの3つより低いこと、事前に受けていた質問紙の結果、困りごとの内容から、ADHD単独であるとお医者さんに判断されたようです。

得意なことと苦手なこと

そして、13種類の検査の中で点数が一番高かったのは、絵画配列でした。漫画がコマごとにバラバラになっているのを正しく並べる検査。ダントツで高かったです。

平均値が10で標準偏差が3とのことなので、EXCELで "=1-NORMDIST(点数,10,3,1)" で計算したのが合っていれば、点数的には上から1%以内。

この検査は、国語の長文読解が得意なら点数が高そうです。状況の捉え方が普通の人 (を想定している出題者の意図) と同じ、つまり空気が読めるということだと思われます。

空気だけ読めても先が読めないから仕方ないな。

次が記号。本を見て編み物ができるかで大体測れそう。割と得意。娘のベビードレスを編みましたよ。

次が類似と理解。知識はないけれど、論理的思考や理解力はそこそこということ? 考える材料はググれば良いのよ……。

まとめると、空気は読める(自己評価的には先は読めない) 、手先は器用、理解力は割とあって説明も一応できる、ということかな。

点数が低かったのは、語音整列 (50音順を覚えていると有利) がダントツに低くて、ほかは絵画完成と知識が低かったです。

絵画完成はいわゆる間違い探しで、知識はいわゆる雑学クイズです。

語音整列と知識は、興味がないことは覚えないという意味でリンクしていそうです。絵画完成は……今の状況を切り出した場合、おかしなところに気づけない、ということかな。

絵画配列が高いので、ストーリーと考える時間があれば状況が読めるけれど、その場だけの空気は読みづらいということでしょうか。たしかにいきなり話しかけられると変な反応をしてしまうことがあります。先が読めないのとリンクしている気がします。

でも一応普通の値ではあるので、絵画配列の点数とのギャップでそう感じているのかも。

そういえば、ダメだと思っていた絵画完成が普通の点数なことに驚きました。

わたしが想像していたよりも、わたしが得ている情報量は「普通の人」が得ている情報量と変わらないということだからね。

まとめ

この記事の中の「この検査はこういう能力を測っていそう」というのは、わかっている人が見たら多分鼻で笑われるレベルの妄想です。専門家ではない素人が適当に書いています。酔っ払いのからみ酒レベルです。

知能検査の結果が読み解けると面白そうなので、いつか勉強してみたいです。今は保育士試験と産業カウンセラー養成講座で手一杯!

それでは!