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ADHD傾向の人のペーパードライバー克服大作戦②駐車/車庫入れ

こんにちは! くずなつ (@kuzunatsu)です。

自宅の車を動かしました!動かしたというのは、自宅の車庫から自宅前の道路に出して戻してみただけだからです。怖いので慎重です。

この記事の続きです。

事故っていませんので、安心して読んでくださいね。

というわけで、ただ歩くだけで体をぶつけてアザだらけという、体の感覚も注意力もないADHDの発達障害者がどうやって車をバックで駐車したのか記事にしておきます。

車庫入れのコツ

前の記事で、夫に聞いた車庫入れのコツを書きました。

スタート位置を決めている。そこからだとハンドルを全部切ってバックすれば良いので微調整がいらない。

車庫に入る直前は、左のサイドミラーで左の後輪の位置を確認している。左の後輪を必ず乗せないといけない場所がある。

左後輪を正しい場所に載せられたら、車の右側は見る必要がない。

どの駐車場でもこの方法でいける。

このあと別の人にも聞いてみたのですが、「ぶつけないように後ろに下がれば大丈夫」「バックミラーで距離がわかる」「全体を見る」など、若干ふわふわしたアドバイスをいただいたので、夫の説明の具体的さに感心しました。

わからずやの妻をいつも相手にしてるから上達したのかもしれない……と思うと申し訳ないです。

この記事より簡単な方法 (条件あり)

車庫に車を入れたときに、ドライバー側に駐車スペースの枠の線がある場合は、この方法が良さそうです。

うちの車庫はこの線がないのでこの方法では入れられないのです。以下は助手席側の枠線を使う場合、つまりこの方法とは左右が逆の駐車方法です。

車庫入れしてみた

休日、娘が昼寝している間に練習しました。

5ナンバーの小さめ乗用車です。

エンジンのかけ方、足元の右がアクセル、左がブレーキ、発進時にシフトレバーをDに入れるなどの基本は覚えていました。

ここでキャパオーバーしなくて良かったです。

スタート位置に車を止める

スタート位置を決めている。そこからだとハンドルを全部切ってバックすれば良いので微調整がいらない。

これについてもう少し詳しく夫に聞きました。

スタート位置とは「車庫の前に車を横付けして、車を入れたい枠の端に自分の頭の位置が揃うように一度止まって、ハンドルを右に完全に切って進めるところまで進んだところ」だそうです。

スタート位置に着くには前の段階があるということです。絵を描いてみました。

いったん車庫の前に寄せて停める。

スタート位置の前段階
スタート位置の前段階
「ハンドルを右に完全に切る」のは、車を停めたまま回します。エンジンがかかっていれば回せます。

車を進めるにはブレーキを離すだけで、アクセルは踏みません。

焦らずにひとつひとつ進めれば大丈夫。2つのことは同時にやりません。

ここから道路の端にぶつかる直前まで前進したところがスタート位置です。

スタート位置
スタート位置
車庫の前の道路幅は5mないくらいです。ここだけはどこでも停められるようになるには定義が足りない気がしますが、大体の駐車場の前のスペースは5m前後なので実質的に問題ないそうです。

車庫に入れる

左後輪の位置決め

車庫に入る直前は、左のサイドミラーで左の後輪の位置を確認している。左の後輪を必ず乗せないといけない場所がある。

ここからは左のサイドミラーしか見ないそう。

一度に処理しないといけない情報が多いと簡単にキャパオーバーするので、こういう簡潔さは重要です。

先に、左のサイドミラーを後輪が見えるまで下に向けます。運転席のドアに付いてるスイッチをひねったらできました (車によって違いそうですが) 。

ハンドルは車を停めた状態で完全に左に回し切って、シフトレバーをR (後退) に入れます。

周りに人がいないことを確認して、ブレーキを離します。

見るのは左のサイドミラーだけ。サイドミラーで見えるものはこんな感じ。★が左後輪を乗せないといけない位置です。

左サイドミラー
薄ピンクが車体、茶色が左後輪

上から見るとここです。

左後輪で踏む位置はここ
左後輪で踏む位置はここ

踏めなかった場合は、ブレーキを踏んで停まって、ハンドルをまっすぐに戻して (右に2回転) 50cm〜1mくらい前進して、左に完全に回し切って後退を繰り返して調整します。

★に対して左右どちらにずれていても、ずれたときの車の向きが違うので、同じ操作で★を踏めるはずです。

ハンドルで微調整しようとするより、前進する距離で調整する方が初心者向きだそうです。

★を踏めたら

★を踏めたとき、ハンドルは左に回し切っているはずなので、そのまま左サイドミラーを見ながらバックします。

サイドミラーに映った左後輪と車庫の枠線が平行になったら車を停めて、ハンドルをまっすぐに戻します (右に2回転) 。

※ 何度でも書きますが、ハンドルを回すのとアクセルを踏むのは別々です。

そのまま後退して、車の前端が駐車場の枠に入ったと思ったところで停めます。

もしも枠内に入っていなかったら、車を降りたときに気づくはずなのでそのときに直せばOKということで。慣れれば車体感覚ができそうですが、今のところあまりないです。

スタート位置の前段階が重要

切り返さずに★を踏めなかったときは、一番最初に車庫前に車を寄せて停めたときの位置がずれているということです。他の動作は固定しているので。

次に駐車するときは、最初に停車するときの位置を少しずらしていくとと、ちょうど良い位置が見つかります。

免責事項

車の違いなどでこの方法でうまく駐車できない場合はあると思いますので、私レベルのペーパードライバーの方が試してみるときは、必ず外から人に見てもらってくださいね!

車をぶつけたら大変ですし、見ず知らずの人や子どもにぶつけたらもっと大変です。

ADHD傾向が強い人は運転が向いていませんので、気をつけて!私も気をつけます。

まとめ

ここまでやる必要があるの?と思われそうな記事だなぁと自分でも思います。

私は人よりワーキングメモリが少ないので、普通の人と同じ方法ではできないことがあります。

でも、一度に処理する情報を減らすことができれば、結果は出せます。

家事に対しても、仕事に対しても考え方は同じです。

実は、元々梅雨対策で車の運転ができないとマズイと言っていたのですが、今のところ思っていたよりも雨が少なめで運転しなくてもどうにかなっています。

このまま運転しない方が平和かなと思いつつも、駐車が一応できるようになったので、次は道路に出たいと思います。

それでは!