超基本的であたりまえすぎるTODO (タスク) の優先順位のつけかた進めかた
こんにちは! くずなつ (@kuzunatsu) です。
わたしはADHDですが、ワーキングマザーを何とか続けています。
タスクの優先順位のつけかたについて、もしやらなかったら人に具体的な被害を与えてしまうTODOに絞ってまずやる方法を以前書きました。が、全体の説明が足りないと感じていました。
今回は、わたしの考える、ADHD/ADD傾向が強い人向けのTODOの分類について、前提をまとめておきます。普通の人には当たり前すぎて、あまり言語化されていないところだと思います。
「重要度×緊急度」でわける方法はうまくいかない
以前の記事にも書きましたが、「TODO 優先順位 つけかた」などでググるとでてくる「緊急度×重要度」でわける方法はADHD傾向の強い人には難しいです。長期的な見通しが持てないので、人生の目標である重要度がピンとこないんですね。
全部できる気がして詰めこんで、全部手をつけて、終わらずに飽きて放置するのがADHDあるあるです。わたしも何度もやりました。
ADHD傾向の強い人にとって必要なのは、普通っぽく社会生活を送るためのTODOの優先順位づけです。とりあえず生活をまわすことが大事!
TODOの優先順位づけのための分類
いろいろ試行錯誤してきて、大前提の分類はこの4つです。
- ① やるべきこと
- ② やらざるをえないこと
- ③ やった方が良いこと
- ④ やりたいこと
「当たり前でしょう」という感じですが、もう少し説明します。
① やるべきこと
自分がやりたいかやりたくないかに関わらず、人から頼まれて引き受けたことです。主に仕事です。
生きるのに必要なことへの申し込みも入ります。今の時期だと子どもの保育園とか。
やらなかったら迷惑を掛けてしまったり、自分の生活に支障があることです。
ほとんどの場合、締め切りがあります。これ重要です。締め切りがあったらここです。
② やらざるをえないこと
トイレに行くとか、食事をするとか、食器を洗うとか、服を着替えるとか、寝るとか。日々の生活の維持のために繰り返していることです。
わたしの場合は、料理、ちょっとした掃除、ゴミ捨て、洗濯、通勤なんかもここです。
やらなかったら、最低限の生活が回らないことです。
③ やった方が良いこと
これは人によって変わると思いますが、やると生活が楽になりそうだけど気乗りしないことです。物の置き場所を替えるような大掃除とか。
部屋に掃除機をかけるのは、②やらざるをえないことに 分類する人が多いんじゃないかな? 汚部屋住人だと③になるかも。
また、これをやったら人からの評価が上がるかも?ということは、ここです。
やらなくても、毎日の生活には支障がないことです。
④ やりたいこと
やりたいこと です。わたしの場合は、今は産業カウンセラーの勉強、本を読むこと、ブログを書くこと、プログラミングの勉強です。ときどきアニメを見たりゲームをします。
やらなくても生活に支障がなくて、やると楽しいことです。
生活の立て直しからはじめるTODOの進めかた
ADHD傾向が強いと時間感覚がありません。そのため全部できる気がして詰めこんで、全部手をつけて、終わらずに飽きて放置するのを繰り返します。過去のわたしです。
「優先順位がつけられない」と悩んでいる間は、おそらくこのパターンにはまっています。
このパターンから抜けるには、①やるべきこと と②やらざるをえないこと の2つに注目します。この2つは、優先順位で悩む以前にやらないといけないTODOだからです。
① ② をこなせれば、最低限の「普通っぽい生活」を送れます。
これは ①〜④ のどれだろう? と考えながら生活するだけでも生活が変わるし、本気でやるなら、いつ何をやったかノートに書いて色分けしてみると良いです。
①やるべきこと と ②やらざるをえないこと は、やらなかった場合、生活に支障が出るのが判断基準なので、優先順位をつけるのが苦手でもなんとかなります。やらなかったら支障が出るので。
支障が出ないものはどんどん ③やった方が良いこと、④やりたいこと に分類して手をつけるのを一旦やめてみましょう。支障が出たら戻しましょう。
①やるべきこと と ②やらざるを得ないこと を最低限に減らして一通りこなせるようになると、TVを見たあとで罪悪感を感じることが減ります。なぜならやることはやっているからです。
まとめ
ADHD傾向の強いの人にとって必要なのは、普通っぽく社会生活を送るためのTODOの優先順位づけです。
そのために、この分類をあげました。
- ① やるべきこと
- ② やらざるをえないこと
- ③ やった方が良いこと
- ④ やりたいこと
①やるべきこと、②やらざるをえないこと の2つが、最低限の「普通っぽい生活」を送るには大事です。
この2つを、生活に支障が出ない最低限まで減らしてこなして、③やった方が良いこと、④やりたいこと をできる時間を作れるようになると、日常生活で罪悪感を感じることが減ります。
これ、普通すぎてなかなか出てこない分類です。普通の人はこれができるのが当たり前で、③やった方が良いこと と ④やりたいこと の優先順位づけを悩んでいるんです。
ADHD/ADDが入っていると、この当たり前になかなかたどり着けません。
まとめて気づきましたが、アナログでこれを実際にやろうとすると、あな吉手帳ベースの子ども手帳術にたどり着きます。子ども手帳術はADHD/ADD傾向の大人向きの手帳術としてよくできていると思います。
書きたいことは沢山あるので、このブログはマイペースで続けていきます。
今年もよろしくお願いいたします。